『みちレコ』とは
<道路除雪管理支援システム>
我が国の積雪寒冷地域は、国土の70%に達し、人口の20%がそこに住んでいます。この広大な国土の社会生活を維持していくために除雪作業は不可欠なものであり、昭和38年のいわゆる「38豪雪」以来、開発研究や施設整備が進められてきました。
しかし、除雪管理体制は依然として除雪進捗状況の把握ができないため住民からの問い合わせへの対応や、除雪業者への適切な指示ができていません。さらに除雪経費の算出は業者から提出されるタコグラフ又はICカードの情報のみであり算出には膨大な時間と労力を要しているばかりか、経費削減等改善の糸口が掴めない状況にありました。
そこで、上越市では平成23年度から住民へのスムーズな情報伝達と問い合わせへの迅速な対応をはじめ、進捗把握・積算をはじめとする除雪管理事務の効率化を図ることを目的にクラウド型WebGISによる除雪管理支援システム(
みちレコ)を導入し、同年12月1日より運用を開始しました。
<システムの概要>
除雪管理システムは、除雪機械にGPS 端末を登載し、現在地をリアルタイムで地図上から確認することができます。システムはクラウド型で構築されているため、インターネットプラウザで表示することができ、パスワードを付与された職員が自席のパソコンで確認することができます。
また、作業後の稼働履歴による作業日報の自動入力機能が備わっており、機械別の除排雪委託料の積算を自動で行うことが可能です。
位置情報のみの閲覧であれば、市のホームページに掲載しているため、一般市民も除雪車の稼働状況を確認することができます。
上越市ホームページ『上越市除雪車稼動状況』